ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。自然派、ブルゴーニュ、イタリアワイン好きな方は是非ご来訪ください。

ジャン・ルフォール

Jean Lefort

Last Update 2017.09.05


 
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 皆さん、こん××は!noisyです。いつも有り難うございます。台風一過ですが梅雨前線の活発化で列島南部が大変な状況です。危険かと思われましたら是非お早めに対処されてください。2017年22回目の新着情報メールサービスです。もし有余がございましたらしばしお付き合いくださいませ。

フランス  ■□  Jean Lefort  □■  ブルゴーニュ
ジャン ルフォール
● モワラール傘下の「ジャン・ルフォール」=「メゾン・シャルル・トーマ」です。以前に1976年のムーラン=ナヴァンをご紹介させていただきましたが、飲まれたお客様から

「・・ビックリしました!・・ガメイって・・熟成でこんなになるんですね!」

と、メールをいただきました。

 今回は何と・・1941年と1985年の「ムルソー」ですよ。何年ものなんだろう?・・是非計算してみてください。結構評判の良いリーズナブル価格の古酒が出てくるメゾンです。


■エージェント情報
 「ネゴシアンの蔵出し古酒にハズレなし」の法則通りです。「畑」や「人」などをセールスポイントにできるドメーヌと比較して、ネゴシアンはやはり「ブランドの信用」がすべてという面があります。したがって、古酒に特有の嗜好性の高さによってブランドの信用が失われるリスクをとるくらいなら、最初から古酒を扱わないという選択の方が賢明ともいえるでしょう。逆に言えば、そんな彼らが堂々と販売している古酒こそ、あらゆる角度から検討し尽された、間違いのないものということになります。「ドメーヌ・シャルル・トーマ」をはじめ優良なドメーヌを何軒も所有する「メゾン・シャルル・トーマ」は、お買い得価格の優良な蔵出し古酒のビン買いにかけては、ブルゴーニュでもトップクラスの調達力を誇ります。大きなニュースになりましたが、2009年に親会社の「モワラール」がヴァンサン・ソーヴェストル率いる「バティスト・ベジョ・グループ」の傘下に入り、経営体制も盤石になりました。



1974 Gevrey-Chambertin 1er Cru Petite Chapelle
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・プティト・シャペル
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

12841 1 スティルワイン ミディアムボディ フランス ブルゴーニュ ジュヴレ=シャンベルタン

◆◆◆グラスは付属しません。
750ML 在庫
ご注文数  本
¥11,780 (外税)

【完熟・・かと思いたいが、まだまだ先も有るぞと感じてしまいます。コンディションの良い、とても美味しい半世紀近くたったジュヴレ1級です!】
 すみません・・写真が違っていますが、テイスティングの時の写真が掲載されています。後で直しますので・・。

 ムルソーの1941年、1974年の調子がとても良いので・・それに1974年のムルソーは、ヴィンテージの評価とは裏腹にかなり美味しかったので、さらに調子に乗って、同じ年の1974年、ジュヴレ1級プティ・シャペル(プティット=シャペル)に手を出してしまいました。前日に到着したばかりなんですが、何とか立てておいて美味しかったら新着でご案内しよう・・との魂胆です。

 到着したワインの写真を撮っておけ・・と申しつけておいたのですが、右から左に受け流す悪い癖のついている息子はすっかり忘れていて・・というよりも、きっと言われたことさえ覚えていないと思うんですが、リアルワインガイドのテイスティングが有る新着発行の当日15時にこのレヴューを書いている訳ですから、17時半には店を出ないと渋谷のテイスティングに間に合わない、まぁ、いつもながらに「綱渡りのタイミング」でのご案内になってしまっています。

 まぁ、このジャン・ルフォール(ジャン・ルフォー)ですが、以前にご案内させていただいたボージョレのクリュもそうですし、前回の1974年ムルソーもそう・・、悪くないんですよね。悪くないどころかかなり良い場合が多く、何しろ、

「半世紀近く経過したものがこんな感じのプライス」

ですから、お買い得感が満載になるんですね。


 このプティ・シャペルですが、ご存知かと思いますがかのジュヴレのグラン・クリュ、シャペル=シャンベルタンの直下に有り、シャンピトノワとかプティ・シャペルとか言われている1級のリューディです。

 まぁ、元々はおそらくプティ・シャペルと言われてはいなかったんじゃないかと思うんですね。シャペルの下に有る、シャペルを少しチャーミングにしたような味わいになる・・そんな畑ですからプティ・シャペルと呼ばれるようになったんじゃないかと推測しています。因みにシャペル=シャンベルタンは格付けがあやふやなかなり昔から1級(プルミエール・キュヴェ)扱いです。(その時代のグラン・クリュ=テート・ド・キュヴェはシャンベルタンとクロ・ド・ベズのみです。)

 で、その時代はシャンピトノワ(プティ・シャペル)は2級、もしくは3級だったのでしょう。ジュヴレは4級まで有ったようですからね。


 早速飲んでみました。

「・・ほ〜・・キノコとか腐葉土とかの熟成香も出てるけど、ちゃんとフレーヴァーもしっかりしてる・・コンディションも悪くない・・」


 はい、この左「ボツワイン」の写真です。某造り手の1997年のコート・ド・ニュ=ヴィラージュです。写真はエチケット部分を加工しています。フレーヴァーはほぼ飛んでしまっていますし、何より・・

「積算温度の蓄積が味わいに出てしまっている」

状態ですね。乾いた平板な味わいでミネラル感に乏しく、余韻も短く、後口が余りよく無い・・です。1997年にしては少し劣化が早いかな・・と言うことろですね。はい、1974年プティ・シャペルのことでは無いですよ。それは1997年コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ 某造り手の話しです。


 半面、このジャン・ルフォールの1級プティ・シャペルは、甘美なフレーヴァーがキッチリ存在しています。確かにシャペル=シャンベルタンを思い起こさせるような、グリオット=シャンベルタンをエレガントにしたような部分を「キュッ」と圧縮したように持ち、ムスクっぽい香りをほんのりと感じさせてくれます。ややモタモタとのんびりしているスパイスの香りもエレガントさを強調している感じです。

 意外にも味わいはしっかりしていて、中域をさら膨らませたような感じで、巨大さは無いんですが、まだまだ行けるだけの若さも感じさせてくれました。

 先の1997年コート・ド・ニュイ=ヴィラージュには感じられない、見事な石灰系ミネラリティがふんだんに存在しています。このプティ・シャペルから見れは、先のワインには、

「石灰系のミネラリティは無いに等しい、もしくはミネラリティが変質・壊滅している」

と言えると思うんですね。


 その石灰系ミネラリティの存在故に、他の表情が膨らんで・・立体感を持って感じられるのでしょうし、その他のミネラリティ、鉄っぽさなどもそうですが、煌びやかさを持って表現されているのでしょう。



 1974年と言うと、とにかく余良くないヴィンテージと言うイメージが強く、中々手を出し辛かったんですが、この味わいなら充分以上にご納得いただけるんじゃないかと思うんですね。何せ価格も、新しいヴィンテージのプティ・シャペルよりも安いですしね。

 お買い得だと思います。是非充分な休養をさせてあげて、お楽しみくださいませ。

 
 .



1985 Meulsault
ムルソー
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

12812 6094 スティルワイン 中口 フランス ブルゴーニュ ムルソー

◆◆◆ こちらは1985年、とても良い年のムルソーです。
750ML 在庫
ご注文数  本
¥9,280 (外税)

【・・パリは・・燃えているか?】
 勿論ですが、そんなに長生きしている訳では無いので、1941年産だと生まれる前に出来たワイン・・と言うことになります。もし1941年生まれでいらっしゃいましたら「76歳」と言うことになります。

 まぁ・・良いとこ、どんなに高級なブルゴーニュでも20年も熟成させずに飲むことしか出来ないのが普通ですから、半世紀以上も熟成させたワインは、

「飲もうと思わない限り飲めないし、さして古くないものしか飲んでないので良し悪しも判らないし、そもそもまず売ってない。」

ので、イメージが湧かないんじゃないかと思います。


 考えてみて下さい・・。たかが「生産年から10年、良くても20年経たずに飲め」と言う風潮を。


 勿論ですが、その方が美味しく飲める確率だけを考えれば、高いと言えます。でも・・ワインの寿命など、

「化学薬品・肥料の時代になったからと言って、そんなに短いものでは有り得ない。」

んですね。


 もし、目の前のその古いワインが、「もう寿命は超えてるな」と感じたとしても、それは自身の経験からでしか無く、そもそも古いワインがどう言うものか?・・と言うことを理解していて、現状の判断に欠落やミスが確実に無いならば、それは正しいと言えるかもしれませんが、経験がさして無いので有るなら、そのような判断は・・

「・・もしかしたら・・?」

と言う感覚を持っていないと「間違い」と言う可能性を否定できない訳ですね。


 1941年ものもそうですが、今回は1985年ものムルソーも到着しています。こちらは32年もの・・と言うことになりまして、1941年ものの「ほぼ半分」の歳です。それ位のワインでさえ、我々は今はさして飲む機会は無いと言えるでしょう。


 1941年と言えば、日本は12月に太平洋戦争へ突入した、最悪な時代と感じる年です。フランスはと言えば1939年には、第二次世界大戦が始まっていて、ドイツはフランスに侵攻済み、すでに傀儡政権が樹立、自由フランスがアフリカ大陸にレジスタンスの礎を築いていました。「パルチザン」・・なんて言葉を聞いたことが有るかもしれませんよね。noisy も子供のころ、そんなパルチザンたちを描いた小説を読んだことを何となく・・覚えています。何て言う小説だったか・・いや、そんな中での生産のムルソーなんですね。

 「パリは燃えているか?」などと書いてしまいましたが、1944年のパリ解放の時、奇跡的にパリ市街はほぼ無傷で解放軍の手に渡されたんですね。東京大空襲などで、焼け野原になってしまった日本の首都とは、全く違う結果でした。もちろん日本は枢軸国側でしたしね。


 ワインの楽しみは、その時々、その時代やその背景にいつの間にか思いが寄ることも有ると思うんですね。もちろん、

「香りを嗅いだ時、飲んだ時に、昔のイメージの中に自身が取り込まれるような感覚」

も素晴らしい経験だと思うんです。


 例えば noisy も、かなり前に飲んだ1985年のアルベール・グリヴォーのムルソーも、とんでもない感覚として今も脳裏に残っています。1986年のクロ・デ・ペリエールも物凄く、味わいや精緻さなどのポテンシャルでは当然の如く1985年ムルソーを上回っていた訳ですが、あの途方も無いバターのようなニュアンスには・・あれ以来出会っていない強烈な印象を刻まれています。

 この1985年のムルソーが、そのようなワインで有るかどうかは判りません。しかしながら、例え素晴らしくても、例え大したことが無いと感じても、それもワインの大きな楽しみの一つで有って、良い経験になると思うんですね。

 この古いワインを、

「どのように休ませて」

「どのように開けて」

「どのように飲むか」

をまるで想像せずに適当に抜栓してしまうのも、そのワインの所有者の方の自由です。


 でもそこはやはり「ある程度期待して」、どんなグラスを用意しようか・・とか、誰と飲もうか・・とか、物凄い解放状態だったらこのようにしよう、もし逝っちゃってたら友人に申し訳ないから「サブ」のボトルを何か用意しておこう・・とか、数本購入してまずは1本飲んでみてから考えようなどなど・・、ただこの古いワイン、超古いムルソーが有る・・と言う思いだけでもたっぷり想像して楽しめるんじゃないかと思うんですね。

 飲むことだけがワインの楽しみと言う訳でも無い・・と思いますし、コルクをちゃんと抜く、抜くことが出来たと言うような作業でさえも、実は素晴らしい楽しみの一つであると思います。


 おそらくですが、非常に照りの有るきれいな色合いで、とても澄んでいます。濁りは感じられませんし、液量も考えられうる納得できるレベルで、極端に低いものは有りません。エチケットも最近貼られたのでしょう、とても綺麗です。

 コルクについては開けていないので判りませんが、70数年前のまま、30数年前のまま、と言うことは有り得ないと見えるので、

「リコルクと補酒はされている」

と言えると思います。

 むしろ1941年ものは異常なほど綺麗で輝いて見えます。エチケットに「1941」の数字が無ければ、「近年ものか?」と思ってしまうでしょう。おそらくボトルから液を抜いて集め、軽くフィルターしてボトルに詰め、酸化防止剤などの処理をして、再度コルクしたものと思われます。ですが、それはあくまで想像です。

 反対に1985年ものはそこまでキンキラキンに新しくは見えず、さりとてエチケットも綺麗で、ビッチリ入っている1941年ものに比較すると幾分レベルも下がり気味です。液は足してはいないように感じますが断定はできません。外観から判断するなら1941年より古く見えるかもしれません。

 補酒については、同様の年代のワインを潰して造られたかどうかまでは判りません・・まぁその辺は開けてみてのお楽しみと言うことで・・。


 noisy がワインを勉強し始めた頃は、このような古いワインは多く存在していて、結構リーズナブルに飲めたものですが、昨今はそんな機会はもう・・ほぼ皆無のところ、久しぶりにこのような「ネゴシアン」の面白いワインに当たりました。

 リーズナブルに仕入れられましたので、リーズナブルにご案内させていただきます。.



1976 Moulin-A-Vent
ムーラン=ナヴァン
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

11868 6095 スティルワイン ミディアムボディ フランス ブルゴーニュ ムーラン=ナヴァン

◆◆◆ 何と40年もののムーラン=ナヴァン!ガメイの実力をご確認ください!
750ML 在庫
ご注文数  本
¥6,990 (外税)

【芯まで熟したガメイこそ、素晴らしい芳香を放つものです!】
 40年もののムーラン=ナヴァンです。クリュ・ボジョレーですから・・ガメイですね。因みに左の写真は2007年の冬にご紹介させていただいたメゾン・ジャック・シャルルの1979年、ムーラン=ナヴァンのハーフボトルですのでお間違い無く。

 今回の1976年ムーラン=ナヴァンもそうですが、時折このように、古いガメイの放出が有ります。カーヴを精査していて見つかったとか、奥になっていて見えなかったとか・・、もしくは売りに出された造り手のカーヴから入手したとか、ネゴスの手段は様々です。

 古酒に目が無い noisy としましては、そんな出物が有ると頑張って仕入れてしまいます・・・が、今回はたったの6本しか割り当てが無く、残念ながらテイスティングには至っていません。

 しかし、昔はこのように古いワインが二束三文で売りに出されていて、ワインをお勉強中の noisy は、随分とお世話になったものです。

 勿論ですが「期待外れ」に終わることも有りますが、それでもワインがつぶやく声が聞こえたような気になったものです。

 その声は、

「どう?・・俺はまだまだ若いだろう?」

とか、

「・・色っぽいでしょ・・うっふん〜!」

とか、まぁ・・色々です。noisyは今でも勉強中ですから、そんな声を一生懸命聞くようにしていますが、ガメイが良い感じに熟すと本当にエロいです。そしてきちんと保存されたワインは30年〜50年は当たり前で熟成を続けます。勿論それぞれに色んな由来が有りますんで、予想よりも若かったり、反対にもう古ぼけていたり・・しますが、アドヴォケイトが付けるような安易な飲み頃とは全く異なる、とても長い寿命を持っているのに気付くわけです。

 なので、おそらくnoisy がネット販売を始めた1998年頃からお付き合いしてくださっていらっしゃるお客様はご存知かと思いますが、事あるごとに「アドヴォケイトの飲み頃予想は全く信じられない」と言い続けていた訳です。まぁ・・ワインのネット販売を始めてからもう18年ですか・・もうそんなになるのも信じられないですが!


 熟したガメイの芳香は本当に素晴らしい・・です。香りはピノ・ノワールにも似ていて、エレガントながらもエロティックに艶かしい・・。一度嗅いだら忘れられない、強い印象として残ります。

 まぁ、このムーラン=ナヴァンがそうである・・とは言い切れませんが、中々にリーズナブルと言えるんじゃないでしょうか。

 このような機会はどんどん減ってきていると思います。一期一会がワインの世界・・気になるようでしたら是非挑戦してみてください。
.



1941 Meulsault
ムルソー
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

12811 6096 スティルワイン 中口 フランス ブルゴーニュ ムルソー

◆◆◆ 何と76年間もの熟成のムルソー!
750ML 在庫
ご注文数  本
¥11,980 (外税)

【・・パリは・・燃えているか?】
 勿論ですが、そんなに長生きしている訳では無いので、1941年産だと生まれる前に出来たワイン・・と言うことになります。もし1941年生まれでいらっしゃいましたら「76歳」と言うことになります。

 まぁ・・良いとこ、どんなに高級なブルゴーニュでも20年も熟成させずに飲むことしか出来ないのが普通ですから、半世紀以上も熟成させたワインは、

「飲もうと思わない限り飲めないし、さして古くないものしか飲んでないので良し悪しも判らないし、そもそもまず売ってない。」

ので、イメージが湧かないんじゃないかと思います。


 考えてみて下さい・・。たかが「生産年から10年、良くても20年経たずに飲め」と言う風潮を。


 勿論ですが、その方が美味しく飲める確率だけを考えれば、高いと言えます。でも・・ワインの寿命など、

「化学薬品・肥料の時代になったからと言って、そんなに短いものでは有り得ない。」

んですね。


 もし、目の前のその古いワインが、「もう寿命は超えてるな」と感じたとしても、それは自身の経験からでしか無く、そもそも古いワインがどう言うものか?・・と言うことを理解していて、現状の判断に欠落やミスが確実に無いならば、それは正しいと言えるかもしれませんが、経験がさして無いので有るなら、そのような判断は・・

「・・もしかしたら・・?」

と言う感覚を持っていないと「間違い」と言う可能性を否定できない訳ですね。


 1941年ものもそうですが、今回は1985年ものムルソーも到着しています。こちらは32年もの・・と言うことになりまして、1941年ものの「ほぼ半分」の歳です。それ位のワインでさえ、我々は今はさして飲む機会は無いと言えるでしょう。


 1941年と言えば、日本は12月に太平洋戦争へ突入した、最悪な時代と感じる年です。フランスはと言えば1939年には、第二次世界大戦が始まっていて、ドイツはフランスに侵攻済み、すでに傀儡政権が樹立、自由フランスがアフリカ大陸にレジスタンスの礎を築いていました。「パルチザン」・・なんて言葉を聞いたことが有るかもしれませんよね。noisy も子供のころ、そんなパルチザンたちを描いた小説を読んだことを何となく・・覚えています。何て言う小説だったか・・いや、そんな中での生産のムルソーなんですね。

 「パリは燃えているか?」などと書いてしまいましたが、1944年のパリ解放の時、奇跡的にパリ市街はほぼ無傷で解放軍の手に渡されたんですね。東京大空襲などで、焼け野原になってしまった日本の首都とは、全く違う結果でした。もちろん日本は枢軸国側でしたしね。


 ワインの楽しみは、その時々、その時代やその背景にいつの間にか思いが寄ることも有ると思うんですね。もちろん、

「香りを嗅いだ時、飲んだ時に、昔のイメージの中に自身が取り込まれるような感覚」

も素晴らしい経験だと思うんです。


 例えば noisy も、かなり前に飲んだ1985年のアルベール・グリヴォーのムルソーも、とんでもない感覚として今も脳裏に残っています。1986年のクロ・デ・ペリエールも物凄く、味わいや精緻さなどのポテンシャルでは当然の如く1985年ムルソーを上回っていた訳ですが、あの途方も無いバターのようなニュアンスには・・あれ以来出会っていない強烈な印象を刻まれています。

 この1985年のムルソーが、そのようなワインで有るかどうかは判りません。しかしながら、例え素晴らしくても、例え大したことが無いと感じても、それもワインの大きな楽しみの一つで有って、良い経験になると思うんですね。

 この古いワインを、

「どのように休ませて」

「どのように開けて」

「どのように飲むか」

をまるで想像せずに適当に抜栓してしまうのも、そのワインの所有者の方の自由です。


 でもそこはやはり「ある程度期待して」、どんなグラスを用意しようか・・とか、誰と飲もうか・・とか、物凄い解放状態だったらこのようにしよう、もし逝っちゃってたら友人に申し訳ないから「サブ」のボトルを何か用意しておこう・・とか、数本購入してまずは1本飲んでみてから考えようなどなど・・、ただこの古いワイン、超古いムルソーが有る・・と言う思いだけでもたっぷり想像して楽しめるんじゃないかと思うんですね。

 飲むことだけがワインの楽しみと言う訳でも無い・・と思いますし、コルクをちゃんと抜く、抜くことが出来たと言うような作業でさえも、実は素晴らしい楽しみの一つであると思います。


 おそらくですが、非常に照りの有るきれいな色合いで、とても澄んでいます。濁りは感じられませんし、液量も考えられうる納得できるレベルで、極端に低いものは有りません。エチケットも最近貼られたのでしょう、とても綺麗です。

 コルクについては開けていないので判りませんが、70数年前のまま、30数年前のまま、と言うことは有り得ないと見えるので、

「リコルクと補酒はされている」

と言えると思います。

 むしろ1941年ものは異常なほど綺麗で輝いて見えます。エチケットに「1941」の数字が無ければ、「近年ものか?」と思ってしまうでしょう。おそらくボトルから液を抜いて集め、軽くフィルターしてボトルに詰め、酸化防止剤などの処理をして、再度コルクしたものと思われます。ですが、それはあくまで想像です。

 反対に1985年ものはそこまでキンキラキンに新しくは見えず、さりとてエチケットも綺麗で、ビッチリ入っている1941年ものに比較すると幾分レベルも下がり気味です。液は足してはいないように感じますが断定はできません。外観から判断するなら1941年より古く見えるかもしれません。

 補酒については、同様の年代のワインを潰して造られたかどうかまでは判りません・・まぁその辺は開けてみてのお楽しみと言うことで・・。


 noisy がワインを勉強し始めた頃は、このような古いワインは多く存在していて、結構リーズナブルに飲めたものですが、昨今はそんな機会はもう・・ほぼ皆無のところ、久しぶりにこのような「ネゴシアン」の面白いワインに当たりました。

 リーズナブルに仕入れられましたので、リーズナブルにご案内させていただきます。.



1974 Meulsault
ムルソー
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

12831 6097 スティルワイン 中口 フランス ブルゴーニュ ムルソー

◆◆◆ こちらは44年ものの・・ムルソー!そろそろ半世紀です!人間ならまさに円熟の年齢ですね。
750ML 在庫
ご注文数  本
¥9,390 (外税)

【我が愛するムルソーは・・永遠に不滅です!!】
 1974年の村名ムルソーです。この1974年の他にも、グレートな1985年もの、戦前(ヨーロッパは戦中)の1941年ものをご案内させていただきました。1941年ものはエージェントさんが半端を持っていたので、今回再度のご案内が可能になったところです。

 1974年と言えば、あの読売巨人軍の終身名誉監督、長嶋茂雄さんが現役を引退された年で、

「我が巨人軍は永久に不滅です!」

の名言を残されたことを思い出される方も多いかと思います。noisy も中学生だったかと思いますが、テレビでナイター中継を見ていた記憶が有ります。


 で、届いたばかりなんですが、1985年ものは少な過ぎ、1941年ものは飲むにはもう少し落ち着けないと厳しいかと思い、テイスティング無しでご案内させていただきました。

 まぁ・・1941年ものはそこそこ数が購入出来ましたので、

「余ったら飲もう!」

と決めていたところ、1日持たずに「すっからかん」になってしまいましたので至極残念だなぁと思っていたところ、ちょこっとだけエージェントさんが持っていたのを今回いただいたんですね〜。


 反対に言えば、絶対にこれは売れるだろうと踏んでいた、滅茶美味しいしレアな「ラモネ2015年ブルゴーニュ・アリゴテ」や、リアルワインガイドは僅かに点を下げたように見えるが、実は飲み頃予想がだいぶ伸び、実際にはポイントはほぼ変わらないか、今飲んでポイントの高い「ユドロ=バイエ2015年上級キュヴェ」、近年は非常に高価になってしまった21年もののこれからが楽しみなソーヴィニヨン・ブラン+セミヨンの「1996年シャトー・スミス・オー・ラフィット・ブラン」など、noisy的なお勧めがほぼ全滅する中・・、テイスティングで飲んでもいないムルソーの古酒だけが完売と言う、非常に残念な結果に終わった前回の新着でした。「・・今年の早くからの異常な暑さが影響したとしても・・何だかなぁ・・」と脱力感に襲われてしまいます。

 で、ついでに・・と言っては何ですが、余り期待出来ないヴィンテージと思われたので仕入れてなかった1974年ものが有る・・と言うので、仕入れてみたんですね。それがこのワインです。

 なので、

「こりゃぁ何としてでも、配送で揺れて落ち着いてなくても、全体像だけでもチェックしないと・・」

と言うことだったんです。


 非常に細やかな澱は、ややネットリ感をかもし出しつつ僅かに見える状況の中、抜栓してみますと・・


 いや〜・・この色合いですよ。素晴らしいでしょう?・・まだまだ、非常に若々しいです。

 コルクには「Mise en Boutailles dans nos Caves」の刻印が有り、メゾンによる瓶詰め(ブレンド)を伺わせます。

 そもそも1974年のブルゴーニュは余り良くないヴィンテージで、マイケルブロードベント翁のワイン・ヴィンテージ案内(柴田書店)によれば、

「少しは感心を引くものも出来たが、今はほとんど残っていない。飲んでしまうこと。」

と、1996年発刊のこの本に書かれています。しかも、

「星は1個(最高は5個・最低は星無し)」

です。


 ところがです。この、何とも言えない色合いから、どんなワインか、想像が付かないでしょうか?・・シャバシャバの軽いワインに見えますでしょうか?・・とても見えないでしょう?・・とても濃密なんですよ。

 まぁ、色合いに関しましてはPCなどのモニターの癖が有りますから、同条件ではご覧いただけないとしても、


「ミネラリティの密度の高さとエキスの粘度の高さ」

は、見て取ることが出来るんじゃないでしょうか。


 柑橘系の程度に熟した密度の高い高貴なアロマ、味わいに、まさに「蜜」のニュアンス、高貴さの有る「石」、何ともかぐわしい「煙」、フィネス溢れる「スパイス」が、まだまだこれから伸びて膨らんで行くのを暗示しているかのような「しぐさ」を見せつけます。

 まぁ、まだ未熟な長男と一緒にテイスティングしていたんですが、

「半世紀にも近づく年代ものとは思えない・・」

ようなことを言っていました。要するに「若いし、まだまだこれから伸びる要素を多く持っている」との判断なんです。


 noisy は良く言っていることに、「シャンボールとムルソーは滅茶苦茶長命」と言うのが有ります。ハッキリ言って、とんでもない寿命を持っているんですね。

 しかもそれは「貯蔵環境にも左右されます」から、冷涼な良い環境に置かれたワインは、さらに長い寿命を得ます。


「長い時間を掛けたゆっくりした熟成」

が行われる訳です。これがスーパーなワインを生む訳でして、

「実はワインファンにさえもまだ余りちゃんと理解されていない」

んですね。


 だいぶ昔になりますが、それこそ、かの「ドクトル・バロレ・コレクスィヨン」が世に出回りましたよね?・・よく「ドクター・バロレ」などと言ってました・・でもフランス人ですから・・少なくともドクターじゃ在りえませんが、

「たかが村名の白でも1920年台からのシャルドネの持つ素晴らしい味わい、しかも超若い!」

ワインに、皆狂喜乱舞したはずなんですね。


 noisy も1950年台のバロレのシャサーニュなど、決して高くは無かったんですが・・とんでもないほどの美しく芳香高い味わいに「首ったけ」状態にされてしまいました。皆さんも覚えていらっしゃる方も多いはずです。


 ですのでこのように、最終的にはネゴスで造られたとは言え、ちゃんと管理され、再度ボトリングをし直しリリースされたことにより、「Mise en Boutailles dans nos Caves」のクレジットになっている訳でして、

「それ以前にはどこかのドメーヌかヴィニュロンが仕上げた1974年ものをネゴスが買い取り、販売できるようにしたワイン」

が、この1974年のムルソーなんです。


 柑橘系の果実は若々しく、ムルソーの持つ大理石的なミネラリティが非常に豊富、上記のような蜜や果実、石や煙が高貴に、混然一体となってノーズを襲って来ます。

 混然一体となっているからには、それがいずれ一つ一つの要素として感じられるようになる可能性を秘めている訳です。まだ、そこまでは辿り着いていない・・非常に状態の良いムルソーだと言えます。

 今飲んでも充分に満足していただけます。

「この・・煙に濃密な蜜、石・・の香りだけで価格以上の価値が有る!」

と申しておきたいと思います。


 1941年ものが飲みたくなっちゃいました・・良いお買い物だと思います。是非挑戦してみてください!超お勧めします・・偉大な古酒の赤を喰っちゃう可能性さえも有りますんで、一緒に飲む場合は注意してくださいね・・。ムルソー、万歳!!
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